どんたく(博多松囃子)

Weekend Horseman

2012年05月04日 23:50

5月の3日4日は博多松囃子が行われました。
福神・恵比須・大黒の三福神ならびに稚児が、
福岡や博多の街々を訪問して祝賀する祭です。

福神流れの福神様です。
福神(福禄寿)の装束は、張り貫きの長い頭、福神の面、
手に唐団扇を持ち、茶色の打掛、水色の袴です。

恵比寿流れの男恵比寿様です。
男恵比須の装束は、烏帽子、面、左脇に大鯛を抱え、
右手に鯛が付いた竿を持ち、緞子の服、紫の袴です。

恵比寿流れの女恵比寿様です。
女恵比須の装束は、天冠、面、袖無羽織、
檜扇を手に持ち、金の珠を抱え、緋の袴です。

大黒流れの大黒様です。
大黒の装束は、黄絹の頭巾、漆黒の面、緞子の服、
「大」の柄付きの紺色の袴、金襴の沙金袋を背負い、
手には小槌。騎乗する馬には米俵が2つ付けられます。
三福神はそれぞれ面や衣装を着けた姿で馬に乗り、
随伴の子供たちが「言い立て」(祝言)を歌います。
訪問先の前では「祝うた~」と万歳し、
博多手一本が行われます。
ちなみに、博多手一本とは・・・
「よー シャン シャン
まひとつ シャン シャン
祝うて三度(いおうてさんど) シャシャン シャン」
と手を打ちます。

祝われた側は返礼に杉原紙の1束(10帖)と
扇1本を組み合わせた「一束一本」を三方に乗せて贈るとともに、
祝儀や酒、紅白蒲鉾、乾物などで一行をもてなします。
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