仔馬の季節な理由
この季節は、馬にとっては出産の季節です。
阿蘇の牧場に遊び行ったら、
こちらも、10日ほど前に一頭の仔馬が生まれてました。
こちらは、近日中にあと3頭出産予定です。
写真は、KIDとToriciaの仔馬です。
では、なぜ、この時期に馬の出産が多いのでしょうか?
それは、春には、気温も暖かくなり、野原は新緑になり
草食動物達にとって、仔馬を育てる上で、良い季節だからです。
ですから、草食動物達は、生まれた仔馬を育てる上で
合理的な時期に出産出来るように、
雌馬が繁殖期を調節し、雄馬を受け入れる時期を
制限しているのです。
このような、ある特定の季節に繁殖性を示す動物を
季節繁殖動物と呼んでいます。
馬の場合、妊娠期間は、約11ヶ月ですので、
春から夏と1日の日照時間が長くなっていくと
雌馬に発情が現れるようになります。
一方、羊や山羊は、妊娠期間が約5ヶ月間なので、
秋に恋の季節を迎えます。
日照時間が長くなっていくと
馬の発情が誘引されるのは、
目からの光の刺激が多くなることによって、
ホルモンの活動が活性化するからだそうです。
この事を利用して、競馬界では、
同じレースに出場するなら、
やはり、少しでも早生まれの方が
有利であると言うことから、
ライトコントロールによって、
馬の発情時期を調整して、
出産の時期を早めているそうです。
早めるか、遅らすかの違いはありますが、
考え方は、電照菊と一緒ですね。
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