阿蘇の自然環境

Weekend Horseman

2011年06月01日 03:28

台風も過ぎて
お天気も回復・・・・
でも週末は、また低気圧の影響でお天気が崩れるとのこと、
ならば、晴れてるうちにと・・・・阿蘇まで出かけてきました。

そこで、本日は普段はあまり話題にならない、
阿蘇の自然環境について、お話したいと思います。

阿蘇の外輪山に広がる原野も、
大きく、端辺原野、波野原、山東原野に分けることが出来ます。


私が通う、牧場は北外輪山の端辺原野にあります。
今の時期の北外輪山は、本当に緑がきれいです。

端辺原野の標高は800mから880m前後で、谷はありますが、
全体として見るとほぼ平坦な地形に見えます。

北外輪山にある、端辺原野は阿蘇でも火山灰の降下が最も少ない地域で、
中岳の噴火の影響をあまり受けません。
そのため土地はやせていて、ネザサやススキが多く農耕地には不向きなのです。
そこに、長年の採草、野焼きや放牧など、
人為的な干渉によって維持されてきた草原が広がっています。
(自然に出来た草原ではありません。人為的に維持されている草原です。)
年間降水量は、東京の約2倍近くあり、熊本市内と比べても雨が多いです。
真夏でも、月間平均が30度以下で、夏は冷涼な高原性気候ですので、
避暑には良いかも・・・でも紫外線は強いです。
一方、冬は、九州でも積雪することもあります。



端辺原野は、古くから採草、牛馬の放牧などが主で、
クラブの馬たちも、普段は自然の中で放牧飼いされ、
大草原でのびのびと暮らしています。



阿蘇に行くといえば、普通は中岳の火口や
阿蘇谷にある、観光施設目当てが多いと思いますが・・・
たまには、外輪山を一周するコースで、
阿蘇の雄大な自然を満喫するのもお勧めですよ。
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