2016年02月02日
「黄金のアフガニスタン」特別展
毎年、1,2回は興味のある特別展を見に九州国立博物館へ行くのですが、
今回、「黄金のアフガニスタン」展が開催されていたので
見学に行ってきました。
でも、アフガニスタンと聞いて、私の知っていることと言えば、
ソ連侵攻、タリバンと言う単語ぐらいで・・・もちろん、訪れたこともありません。
ほとんど予備知識なしです。^^;
で、まず驚いたのは、今回のお宝はなんと・・・
戦乱が続き、混迷したアフガニスタンの状況の中
国の宝を守ろうとした博物館員たちが、
国立博物館から、とりわけ貴重な文化財を秘密裏に運び出し、
秘密の地下金庫に隠して守ったものだったのです。
バーミヤンの大仏が破壊されたというニュースのかげで、
命を懸けて、これらの秘密を守りぬいた人たちがいたってこと、
全然、知らんかったです。!!
そのおかげで、戦乱で国立博物館が破壊されても、
私たちは、今日、貴重な文化財を見ることが出来るのですね。
こう言う話を聞くと、あらためて、文化遺産を守ることの難しさや大切さを
思い知らされた気がします。
そこで、今回展示されているお宝の中から、私が関心を持ったものの一部を紹介します。
なお、ブログに掲載した「黄金のアフガニスタン」展の写真は、
九州国立博物館の許可を得て、ブログ用に提供された写真を使用してます。
【テペ・フロール】
メソポタミアとインダスの間に栄えた謎の文明。
紀元前2200年頃の墓地から発見された「黄金のゴブレット」です。
やっぱり、お宝と言えば金盃ですね。
【アイ・ハヌム】
遊牧地帯に突然出現したギリシア人の植民都市で発見された
「キュベーレ女神円盤」です。
馬車(戦車)に乗ってるのはニケです。ニケはギリシャ神話に出てくる「勝利の女神」です。
有名な靴メーカーの名前(Nike)の由来にもなってます。
【ティリヤ・テペ】ここの出土品は、特におすすめです。
遊牧民の王族たちの墓から発見されたものです。
これぞお宝!豪華絢爛な金の装飾です。
「黄金の冠」(王妃のしるし)
「ドラゴン人物文ペンダント」(豪華な首飾りです。)
「ムフロン羊像」(細部まで実に精巧にできてます。)
【ベグラム】
クシャーン朝の都市の閉ざされた部屋の中から発見されたものです。
「若き男女を描いたガラス杯」
とても、1世紀に作られたものとは思えないほど鮮やかな色彩のガラスコップです。
「魚の形をしたガラス瓶」
おそらく、香水入れに使われていただろうとのこと。
その他、戦乱で国外に流出した文化財も展示されていましたが、
これらの文化財が無事、本国に戻ることを願ってます。
で折角、大宰府まで足を延ばしたので
ついでに、大宰府天満宮参道を散歩してきました。
参道にあるちょっと、変わった作りのCoffee Shop(starbucks)です。
これは、建築家 隈研吾氏による設計で、
伝統的な木組み構造を用いた特徴あるデザインになってます。
「自然素材による伝統と現代の融合」と言うコンセプトは、
木材を多用している点で新国立競技場のデザインを彷彿させますね。
今回、「黄金のアフガニスタン」展が開催されていたので
見学に行ってきました。
でも、アフガニスタンと聞いて、私の知っていることと言えば、
ソ連侵攻、タリバンと言う単語ぐらいで・・・もちろん、訪れたこともありません。
ほとんど予備知識なしです。^^;
で、まず驚いたのは、今回のお宝はなんと・・・
戦乱が続き、混迷したアフガニスタンの状況の中
国の宝を守ろうとした博物館員たちが、
国立博物館から、とりわけ貴重な文化財を秘密裏に運び出し、
秘密の地下金庫に隠して守ったものだったのです。
バーミヤンの大仏が破壊されたというニュースのかげで、
命を懸けて、これらの秘密を守りぬいた人たちがいたってこと、
全然、知らんかったです。!!
そのおかげで、戦乱で国立博物館が破壊されても、
私たちは、今日、貴重な文化財を見ることが出来るのですね。
こう言う話を聞くと、あらためて、文化遺産を守ることの難しさや大切さを
思い知らされた気がします。
そこで、今回展示されているお宝の中から、私が関心を持ったものの一部を紹介します。
なお、ブログに掲載した「黄金のアフガニスタン」展の写真は、
九州国立博物館の許可を得て、ブログ用に提供された写真を使用してます。
【テペ・フロール】
メソポタミアとインダスの間に栄えた謎の文明。
紀元前2200年頃の墓地から発見された「黄金のゴブレット」です。
やっぱり、お宝と言えば金盃ですね。
【アイ・ハヌム】
遊牧地帯に突然出現したギリシア人の植民都市で発見された
「キュベーレ女神円盤」です。
馬車(戦車)に乗ってるのはニケです。ニケはギリシャ神話に出てくる「勝利の女神」です。
有名な靴メーカーの名前(Nike)の由来にもなってます。
【ティリヤ・テペ】ここの出土品は、特におすすめです。
遊牧民の王族たちの墓から発見されたものです。
これぞお宝!豪華絢爛な金の装飾です。
「黄金の冠」(王妃のしるし)
「ドラゴン人物文ペンダント」(豪華な首飾りです。)
「ムフロン羊像」(細部まで実に精巧にできてます。)
【ベグラム】
クシャーン朝の都市の閉ざされた部屋の中から発見されたものです。
「若き男女を描いたガラス杯」
とても、1世紀に作られたものとは思えないほど鮮やかな色彩のガラスコップです。
「魚の形をしたガラス瓶」
おそらく、香水入れに使われていただろうとのこと。
その他、戦乱で国外に流出した文化財も展示されていましたが、
これらの文化財が無事、本国に戻ることを願ってます。
で折角、大宰府まで足を延ばしたので
ついでに、大宰府天満宮参道を散歩してきました。
参道にあるちょっと、変わった作りのCoffee Shop(starbucks)です。
これは、建築家 隈研吾氏による設計で、
伝統的な木組み構造を用いた特徴あるデザインになってます。
「自然素材による伝統と現代の融合」と言うコンセプトは、
木材を多用している点で新国立競技場のデザインを彷彿させますね。