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Weekend Horseman
Weekend Horseman
学術名 : Horseman Forest
生息地 : 環太平洋地域
特 徴 : 角も牙も持たない動物。たとえ、咬まれても毒を持たないので、比較的安全な生き物である。但し、愛玩用には適さない。
習 性 : 週末になると乗馬クラブに現れる、単なるWeek End Riderである。
食べ物 : 雑食性
飲み物 : 基本的にはアルコールを好まないが与えると飲む
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2017年11月17日

「新・桃山展」特別展

木々もだいぶ、色づいてきましたが、
九州国立博物館で開催されている、
特別展 「新・桃山展」を見に行ってきました。
「新・桃山展」特別展
「新・桃山展」特別展

海外では、15世紀半ばからスペイン、ポルトガルが大航海時代に入り、
16世紀、信長の時代には日本国内にキリスト教や南蛮品が入ってきた時代です。

今回の「新・桃山展」では、サブタイトルが「大航海時代の日本美術」となっており、
日本に鉄砲とキリスト教が伝わった、
16世紀半ばから17世紀初頭のものが展示されています。

そこで、興味を持った展示物の一部を紹介します。
今回、掲載している展示物の写真は、
九州国立博物館よりブログ掲載用に提供されたものです。


【世界地図】
まずは、大航海時代の世界地図です。
「新・桃山展」特別展
「新・桃山展」特別展
世界地図の中には、石見銀山の地名が書かれているものもあり、当時の海外での認知度がわかります。

【聖フランシスコ・ザビエル像】
教科書で、良く見かける、ザビエルさんの絵です。
「新・桃山展」特別展
Youは何しに日本へ?と聞かれたら、
「イエズス会の布教のためです。」と答えてたでしょうね。(笑)

【南蛮屏風】
この屏風には南蛮船と南蛮人の様子が描かれています。
「新・桃山展」特別展
南蛮貿易の様子がわかります。

その他、多くの屏風絵が展示してありますが、
その中でも個人的には、狩野派の書いた、金箔を用いた豪華な屏風よりも、
長谷川等伯の、墨のみで描いた松林、国宝、「松林図屏風」に衝撃を受けました。
屏風絵から松林の閑静さが伝わってきます。

【松林図屏風】
是非、本物を見て味わってみてください。
「新・桃山展」特別展
ちなみに、4Fの常設展示場に「松林図屏風」のレプリカが展示してあり、そちらでは、写真が撮れます。

秀吉の時代になると、イエズス会の布教が広まり信者が増え、
九州では大友宗麟、小西行長などのキリシタン大名まで現れるようになります。
個人的に、趣味が乗馬なので、馬具には大変興味があり、
そんな時代の展示物として、和鞍が展示してあります。

【梅花皮写象牙貼鞍】
梅花皮を模した象牙をふんだんに散りばめた、とてもきれいな和鞍です。
「新・桃山展」特別展
キリシタン大名の小西行長が息女・マリアを対馬の大名・宗義智に嫁がせた際に持たせたものだそうです。
相当、南蛮貿易で儲けたみたいですね。さすが、商人出身。(笑)

一方、日本独特の質素で静かな「わびさび」の美意識が開花した時代でもあります。
「曜変天目」に次ぐ名品と言われる「油滴天目」も展示されています。

【油滴天目】
茶人でもない私が素人目に見てもすばらしいです。
思わず、いい仕事してますね!と言いたくなります。(笑)
「新・桃山展」特別展
黒褐色の上釉に銀鉄色を主に藍色や褐色の斑点が眩く変幻して輝いていて
あたかも水面に油の滴が散って浮いているように見えるので、この名がつけられたそうです。

秀吉は、最初、イエズス会の布教を認めていましたが、
しかし、九州平定後に長崎がイエズス会領となっていることを知り、
「バテレン追放令」を出し、キリスト教の宣教と南蛮貿易について制限を行いました。
さらに国内を天下統一した後にも、海外出兵し、明、朝鮮と戦います。
秀吉の野望は亡くなるまで続きます。
その時に、作った出兵基地が名護屋城です。
今では城もなく、兵どもが 夢の跡状態ですが、
当時の様子が伺いしれる屏風絵が展示してあります。

【名護屋城図屏風】
「新・桃山展」特別展

当時、日本から、海外の権力者に屏風絵が贈答品として送られたそうですが、
残念ながら、それらの屏風絵は見つかっていないそうです。
でも、アジアの各地で日本の屏風絵の影響を受けた作品は発見されていて、
それらの屏風絵も展示されています。

一般的には、信長、秀吉、家康と言う天下とりの国内事情に目が向かいがちですが、、
今回の「新・桃山展」の美術品をとおして、当時の時代背景にイエズス会の布教と南蛮貿易が大きく影響していることが理解出来て良かったと思いました。

時代は変わっても、
国内事情かな思う出来事も、その背景には海外事情が大きく影響しているのは、今も昔も変わらないようですね。


博物館見学のあとは、天満宮参道まで足を伸ばして、
梅ヶ枝餅を食べてきました。
「新・桃山展」特別展
毎月17日は紫色の"古代米入り梅ヶ枝餅"の販売日ですので、
古代米の抹茶セットです。



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