「東山魁夷 自然と人、そして町」特別展

Weekend Horseman

2016年07月23日 02:06

梅雨も明けて、また一段と暑くなってきました。
部屋にいても、エアコンのお世話になるだけですので、
どこか、過ごしやすい場所に移動・・・・・。

ショッピングモール、映画館、図書館、市の生涯学習センター、など
どこへ行こうかと涼しげな場所を探していたら、在りました。
九州国立博物館です。
ただ今、特別展『東山魁夷 自然と人、そして町』やってます。

東山魁夷、戦後日本を代表する日本画家です。
馬好きなら、誰でも一度は彼の描いた「白馬のいる風景画」は
見たことがあるのではないかと思いますが、
今回の特別展『東山魁夷 自然と人、そして町』にも、
自然の風景に、彼の心の風景を投影して描かれた
白い馬の風景画シリーズもちゃんと展示されています。
もちろん、一頭の白い馬が緑の樹々に覆われた山裾の池畔に描かれている
『緑響く』は、開催期間中展示されています。

なお、今回は、7月16日~8月7日までの前期と
8月9日から8月28日の後期で大規模な展示替えがあるそうなので
『行く秋』や『年暮る』などの作品を見たい人は、前期に行くべきです。

ブログに掲載した特別展『東山魁夷 自然と人、そして町』の写真は、
九州国立博物館の許可を得て、ブログ用に提供された写真を使用してます。


今回、九州初上陸の唐招提寺御影堂障壁画(床の間の絵及び襖絵全六十八面)は、
日本の風土をテーマとして、色鮮やかに描かれた
「山雲(さんうん)」

「濤声(とうせい)」


そして、墨一色で描かれた鑑真和上の故郷中国の壮大な風景
「揚州薫風(ようしゅうくんぷう)」

など、御影堂内部ほぼそのままに再現展示されています。
でも、東山魁夷展なので「鑑真和上坐像」はありません。

御影堂の障壁画は、毎年数日間のみ公開されてきましたが、
現在、建物修復工事のため御影堂障壁画の現地拝観は、
今後、最低数年間は見る事が出来ないと言われていますので、
是非この機会に九州国立博物館で見てみてはいかがでしょうか。


車で、九州国立博物館まで行ったので、
帰りはそのまま「米の山展望台」までドライブして福岡の夜景見学です。

昼間は、志賀島や能古島などの博多湾まで一望出来る見晴らしの良い場所です。
でも・・・展望台までの道は狭いですので気をつけてくださいね。

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