『室町将軍』特別展

Weekend Horseman

2019年08月09日 23:10

暑い日が続きますが、クーラー部屋から、
たまにはお出かけ・・・・と言っても、
やはり、夏でも快適に過ごせる九州国立博物館です。
特別展 『室町将軍』を見てきました。



今回は、京都を拠点とする幕府を率いた室町将軍たちの
波瀾に満ちた240年の栄華と軌跡の展示会です。
時代的には鎌倉時代と戦国時代の間で、
南北朝時代とも深くかかわっている波乱万丈の時代です。


今回も展示物の中から、私が興味を持ったものをいくつか紹介します。
(注)今回、掲載している展示物の写真は、
九州国立博物館より、ブログ掲載用に提供されたものを使用しています。


「室町将軍、初代 尊氏座像」(重要文化財)
室町幕府の初代将軍、足利尊氏の座像です。


「日月図軍扇」
尊氏 愛用の軍扇です。


尊氏は、後醍醐天皇の倒幕運動で鎌倉幕府の滅亡に貢献しますが、
その後、武家政権を確立するため後醍醐天皇と戦うことになります。
幕府を裏切り、天皇を裏切りと身分秩序を無視して実力主義的にのし上がってますが、
室町時代のマニュフェスト「建武式目」では、婆娑羅(バサラ)の行いを禁じています。
でも、意外と人望は厚かったみたいです。

「勘合貿易」
「勘合」という一種の割札を作って、
お互いに「正規の取引相手だ」ということを証明するものです。


3代将軍、足利義満は、
南北朝の統一を図り、中国の明と勘合貿易を行うなど、
室町幕府を大いに発展させた将軍として有名です。

「赤糸威肩白鎧」(重要文化財)
万人恐怖の6代将軍義教の大鎧は
8月6日~9月1日まで展示してあります。
6代将軍義教は、なんと、くじ引きで決まった将軍です。

今回の展示会では、何と言っても、
京都・等持院から全13軀の将軍たちの座像を
一同に見ることが出来ることです。(寺外初公開)

写真では、わかりずらいですが、なかなかの、迫力です。

いつもどおり、博物館見学のあとは、
大宰府天満宮に寄ってみると、綺麗な風鈴が・・・


でも、風がないと・・・音はなりませんし、涼しくも感じません。(;_;)
外を歩くと、暑いので参道の商店街で、ジェラートを購入


やっぱり、風鈴より、ジェラートの方が涼しいみたいです。

関連記事