「タイ~仏の国の輝き~」特別展

Weekend Horseman

2017年05月19日 23:30

朝から筑紫野にある病院までに行ったので、
帰りに九州国立博物館へ寄ってきました。

現在、4月14日~6月4日までは日タイ修好130周年記念
特別展『タイ 〜仏の国の輝き〜』が開催されています。

タイのバンコクやプーケット島などは訪れたことはありますが、
アユタヤーやチエンマイは行ったことがなく、
一度は行ってみたいなぁと思ってました。
そこで今回、タイの特別展では、
タイ各地の仏教美術が見れるのを楽しみに訪れました。

今回、掲載している展示物の写真は、
九州国立博物館よりブログ掲載用に提供されたものです。


まず、【第1章の古代の仏教世界】のエリアでは、
大きな法輪が目を引きます。
ちなみに、法輪とは仏教の教義を示す物として八方向に教えを広める
車輪形の法具のことです。
(法輪、7世紀、ドヴァーラヴァティー時代)


【第2章、スコータイ 幸福の生まれ出づる国】のエリアでは、
Walking Buddhaです。日本の仏陀は座像が多いですけど
こちらの仏陀は歩いてます。
(仏陀遊行像、14~15世紀、スコータイ時代)


【第3章、アユタヤー 輝ける交易の都】のエリアでは、
アユタヤーは貿易の中心地として栄えていた都ですので、
もちろん、金のお宝も展示されてます。
(金象、 15世紀初、アユタヤー時代)


【第4章、シャム 日本人の見た南方の夢】のエリアでは、
日本とシャムの関わりが良くわかる、航海図や朱印状などの
資料が展示されてます。
(末船図衝立、安政5年、江戸時代)


【第5章、ラタナコーシン インドラ神の宝蔵】のエリアには、
日本とのかかわりが深いタイで作られた
日本刀も展示されてます。
(金板装拵刀、19世紀、ラタナコーシン時代)


今回のように各地の仏像を一堂に集めて比較して見ると、
その違いが良くわかります。
(ナーガ上の仏陀坐像)

(仏陀坐像)

(仏陀涅槃像)


最近はキリスト教やイスラム教などの遺跡を見る機会が多かったのですが、
こうして、仏教の展示物を見てみると、一口に、仏教と言っても、
大乗仏教、上座部仏教、密教などいろいろありますし、
また、仏陀像と言っても、地域によって、顔だちや、姿など、
いろいろなタイプがあり仏教美術も個性豊かだと言うことが良くわかりました。

タイの特別展を見終えたら、なぜかカレーが食べたくなって
特別展出口の売店でパネーンカレー(レッドカレー)を買って帰りました。

辛さは普通でまろやかで美味しかったです。・・・マイペンライ!

関連記事