「至上の印象派展 」特別展

Weekend Horseman

2018年06月22日 23:40

今日は、お天気が良かったので九国博でビュールレ・コレクションを見てきました。
今回の展示では、マネ、モネ、ドガ、ルノワール、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホの作品をはじめ、
マティス、ピカソなどの巨匠の代表作が見れます。

(注)今回、掲載している展示物の写真は、
九州国立博物館より、ブログ掲載用に提供されたものを使用しています。




今回は、10章のテーマに分けて展示してあるので、
簡単に、その内容を紹介します。

【第1章 肖像画】
まず第1章には、個性豊かな肖像画が並んでいます。


【第2章 ヨーロッパの都市】
この章はヴェネツィア、ロンドン、パリといったヨーロッパの大都市を描いた作品です。
ここでは、風景表現の歴史と画家の個性の違いを見る事が出来ます。

個人的には、古典的な写実的表現で書かれた、
アントーニオ・カナールのヴェネツィアの風景が好きです。

【第3章 19世紀のフランス絵画】
この章では、ドラクロワやシャヴァンヌなど、近代への扉を開いた画家たちや、
「近代絵画の父」マネを中心に紹介されています。

今年4月にモロッコへ行った為か、
特にドラクロワの「モロッコのスルタン」の絵には、惹きつけられました。

【第4章  印象派の風景】
印象派の画家マネ、モネ、ピサロ、シスレーたちが、
最も熱心に取り組んだ風景画が展示してあります。

印象派の作品からは、その場所のその時の光や風が伝わってくるようですね。

【第5章 印象派の人物】
印象派の画家のなかでも、人物を対象とした、
ドガとルノワールの二人の作品が展示してあります。

・ドガ
14歳の小さな踊り子 /
1880-81年(ワックスによる原作)1932-36年(ブロンズによる鋳造) /
ブロンズ、着彩、木綿のスカート、絹のリボン、木製の台


・ルノワール
イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ) / 1880年 / 油彩、カンヴァス

まるで、顔に焦点が当てられ、周囲をぼかしたポートレート写真のようなタッチで描かれています。

【第6章 ポール・セザンヌ】
ビュールレ・コレクションの印象派セザンヌのコレクションです。

・セザンヌ
赤いチョッキの少年 / 1888-90年 / 油彩、カンヴァス

極端に右手が長く描かれています。

【第7章 フィンセント・ファン・ゴッホ】
ポスト印象派の代表的画家ファン・ゴッホのコレクションです。

・ゴッホ
自画像 / 1887年 / 油彩、カンヴァス

浮世絵の影響を受けて描かれた、「日没を背に種まく人」も見る事が出来ます。

【第8章 20世紀初頭のフランス絵画】
この章ではヴュイヤール、ボナール、ゴーギャンといった画家たちの、作品が展示されています。

・ゴーギャン
ポール・ゴーギャン
贈りもの / 1902年 / 油彩、カンヴァス


【第9章 モダン・アート】
この章ではピカソやブラックなど、20世紀のモダン・アート作品が展示されていて、
パブロ・ピカソの「イタリアの女」、「花とレモンのある静物」を見る事が出来ます。

【第10章 新たなる絵画の地平】
モネの代表作の一つである《睡蓮の池、緑の反映》は、
これまでスイス国外には一度も出たことのなかった高さ2メートル×幅4.25メートルの大作です。

・モネ
睡蓮の池、緑の反映 / 1920-26年 / 油彩、カンヴァス


今回、美術の教科書でしか見たことがない絵を
日本で見る事が出来て、とても良かったです。

7月16日(祝)まで九州国立博物館で見れます。

この時期、家にいても、暑くてクーラー代ばかりかかりますから、
是非、この機会に快適な温調の博物館を訪れてください。
お勧めですよ。




素敵な絵画を見た後は、
いつものように、大宰府天満宮の参道へ
今日は暑かったので、抹茶アイスと梅ヶ枝餅のセットを頂きました。

梅雨まっただ中、アジサイがきれいに咲いてました。

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