2010年03月23日
阿蘇が燃えた日
昨日は、阿蘇の野焼きでした。
阿蘇のすばらしい草原の景観は、自然に形成されたものではありません。
長年の、人々の努力によって維持されているのです。
山火事ではありません、野焼きです。

枯れた草原が、燃えていきます。

焼け野原

阿蘇では、年に1度、野焼きが行われます。
野焼きの目的は、
草原に火を入れる事で、
牛馬のえさとなるススキやネザサなどの芽吹きを促し、
ダニを駆除し、森林化を抑えるという事です。
阿蘇のすばらしい草原の景観は、自然に形成されたものではありません。
長年の、人々の努力によって維持されているのです。
山火事ではありません、野焼きです。

枯れた草原が、燃えていきます。

焼け野原

阿蘇では、年に1度、野焼きが行われます。
野焼きの目的は、
草原に火を入れる事で、
牛馬のえさとなるススキやネザサなどの芽吹きを促し、
ダニを駆除し、森林化を抑えるという事です。
もし、野焼きを行わないと、
4〜5年も経過するとススキが堆積します。
サルトリイバラ、アキグミ等が繁茂し、
草原は姿を変え畜産的土地利用ができなくなり、
結局は土地は放任され、いずれは森林化してしまい
阿蘇の景観も変わってしまいます。
また、いったんススキが堆積してから、野焼きをすると
火力が強すぎて、手に負えなくなるそうで、
そういう意味からも、毎年行われる野焼きは、
山火事被害の抑制にも貢献しています。
動画は、Youtubeから、「阿蘇の野焼き」の映像です。
1分間隔のタイムラップスで撮影されていますので、
徐々に、山が黒く変化していく様子が良くわかります。
4〜5年も経過するとススキが堆積します。
サルトリイバラ、アキグミ等が繁茂し、
草原は姿を変え畜産的土地利用ができなくなり、
結局は土地は放任され、いずれは森林化してしまい
阿蘇の景観も変わってしまいます。
また、いったんススキが堆積してから、野焼きをすると
火力が強すぎて、手に負えなくなるそうで、
そういう意味からも、毎年行われる野焼きは、
山火事被害の抑制にも貢献しています。
動画は、Youtubeから、「阿蘇の野焼き」の映像です。
1分間隔のタイムラップスで撮影されていますので、
徐々に、山が黒く変化していく様子が良くわかります。
Posted by Weekend Horseman at 08:06│Comments(2)
│ 熊本
この記事へのコメント
最近 野焼きでの 悲しい事故が相次ぎ 関係者の方達も 大変だと思います。 でも このような 流れを知ると 重要な事なんだ! と再認識。 関係者の方達のご苦労を思い、無事の終了を 祈る ばかりです。 現場に行かなくても 何か応援できる事とか ありますか?
Posted by birdie at 2010年03月23日 09:12
こんにちは、birdieさん
そうですね、最近野焼きの事故が良く報道されていますね。
どこも、同じなんでしょうけど、
現地の農家の方も高齢化で人手が足りないので、
いろんなところから応援をたのんで実施しているのが現状です。
広大な地域を、担当分けして、火をつけるのですが、
場所や地形によって風向きや、火の強さなど様々で
自分たちが思っているほうに火が進まなかったりして、
火に囲まれてしまったりするのかもしれませんね。
短い草が燃えているときは、
大した火力ではないのですが、
いったん谷なんかが燃えだすと、
ものすごい火力で、離れていても熱気が伝わってきます。
野焼きしている横を、車で通過するだけでも、
車内で炎の熱気を感じるぐらいです。
>現場に行かなくても 何か応援できる事とかありますか?
そうですね、阿蘇の風景を見たときに、
野焼きの事も、ふと、思ってもらえば充分だと思いますよ。
Posted by Weekend Horsemsn at 2010年03月24日 07:28