2019年03月08日
「京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-」』特別展
九州国立博物館で開催されている
特別展 『京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-』を見てきました。
まず、今回の特別展のタイトルを見て思ったことは
京都・醍醐寺・・・訪れた事がないな!
真言密教の宇宙・・・何やら、呪術的なパワー?
なんせ、私が密教と聞いて思いつくのは、
「水が出た」、「雨を降らせた」、「伝染病が治まった」など
日本各地に伝わる弘法大師の法力の話ぐらいです。(^^:)
しかし、まあこんな密教素人の私でも、
今回の特別展で密教について少しだけ知識が増えました。
今回も展示物の中から、私が興味を持ったものをいくつか紹介します。
(注)今回、掲載している展示物の写真は、
九州国立博物館より、ブログ掲載用に提供されたものを使用しています。
【聖宝座像】
まずは、醍醐寺の開基(創立者)、理源大師聖宝の座像です。
この方が、笠取山に草庵を結んだことが始まりです。
手には、魔を払い、煩悩を打ち砕く金剛杵(武器)を持っています。
【五大明王】
明王とは仏教に未だ帰依しない民衆を帰依させようとする役割を担った仏尊のことで、
そのため、仏の教えに従順でない者たちに対して、
火炎を背負い、髪は怒りによって逆立っいる恐ろしげな姿をしています。
この五体の火炎もそれぞれ違っていて迫力があります。
ちなみに、大威徳明王は水牛に乗ってますが、
立っている水牛は珍しいそうです。
写真奥から
金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)、
軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)、
不動明王(ふどうみょうおう)、
降三世明王(ごうざんぜみょうおう)
大威徳明王(だいいとくみょうおう)、
と共に無敵の五人組です。
【薬師如来および両脇侍像】
平安仏の最高峰の国宝です。
上体に対して足が小さく作られていますが、仏像を下から見上げた時の
遠近感を考えて作られているそうです。
博物館では、見上げて見ないので足が小さく作られているのが良くわかります。
写真は左から月光菩薩像、薬師如来、日光菩薩像です。
その他、豊臣秀吉が主催した「醍醐の花見」に関する展示物も興味深かったです。
時代は、平成も終わりを告げようとしてますが・・・・
現在でも、祈祷や占いに人気があるのですから、
当時の権力者にとっても、密教は魅力的だったんでしょうね。
でも、煩悩と上手く付き合って、悟らない人生を送っている私にとっては、
「真言密教の宇宙」は、神秘的で摩訶不思議な世界です。
それでも、これらの密教美術を見て、解説を読んだり、聴いたりしてると、
明王は、私みたいな人の為にいるんだろうなぁと言うことだけは、
分かったような気がします。(笑)
今日の昼食は、九州国立博物館の敷地内にあるレストラン、
ホテル・ニューオータニ博多の館外レストラン「Green House」で
特製ビーフカレーを頂きました。
特別展 『京都・醍醐寺-真言密教の宇宙-』を見てきました。
まず、今回の特別展のタイトルを見て思ったことは
京都・醍醐寺・・・訪れた事がないな!
真言密教の宇宙・・・何やら、呪術的なパワー?
なんせ、私が密教と聞いて思いつくのは、
「水が出た」、「雨を降らせた」、「伝染病が治まった」など
日本各地に伝わる弘法大師の法力の話ぐらいです。(^^:)
しかし、まあこんな密教素人の私でも、
今回の特別展で密教について少しだけ知識が増えました。
今回も展示物の中から、私が興味を持ったものをいくつか紹介します。
(注)今回、掲載している展示物の写真は、
九州国立博物館より、ブログ掲載用に提供されたものを使用しています。
【聖宝座像】
まずは、醍醐寺の開基(創立者)、理源大師聖宝の座像です。
この方が、笠取山に草庵を結んだことが始まりです。
手には、魔を払い、煩悩を打ち砕く金剛杵(武器)を持っています。
【五大明王】
明王とは仏教に未だ帰依しない民衆を帰依させようとする役割を担った仏尊のことで、
そのため、仏の教えに従順でない者たちに対して、
火炎を背負い、髪は怒りによって逆立っいる恐ろしげな姿をしています。
この五体の火炎もそれぞれ違っていて迫力があります。
ちなみに、大威徳明王は水牛に乗ってますが、
立っている水牛は珍しいそうです。
写真奥から
金剛夜叉明王(こんごうやしゃみょうおう)、
軍荼利明王(ぐんだりみょうおう)、
不動明王(ふどうみょうおう)、
降三世明王(ごうざんぜみょうおう)
大威徳明王(だいいとくみょうおう)、
と共に無敵の五人組です。
【薬師如来および両脇侍像】
平安仏の最高峰の国宝です。
上体に対して足が小さく作られていますが、仏像を下から見上げた時の
遠近感を考えて作られているそうです。
博物館では、見上げて見ないので足が小さく作られているのが良くわかります。
写真は左から月光菩薩像、薬師如来、日光菩薩像です。
その他、豊臣秀吉が主催した「醍醐の花見」に関する展示物も興味深かったです。
時代は、平成も終わりを告げようとしてますが・・・・
現在でも、祈祷や占いに人気があるのですから、
当時の権力者にとっても、密教は魅力的だったんでしょうね。
でも、煩悩と上手く付き合って、悟らない人生を送っている私にとっては、
「真言密教の宇宙」は、神秘的で摩訶不思議な世界です。
それでも、これらの密教美術を見て、解説を読んだり、聴いたりしてると、
明王は、私みたいな人の為にいるんだろうなぁと言うことだけは、
分かったような気がします。(笑)
今日の昼食は、九州国立博物館の敷地内にあるレストラン、
ホテル・ニューオータニ博多の館外レストラン「Green House」で
特製ビーフカレーを頂きました。